『「三国志」万華鏡 英雄たちの実像』

満田剛著『「三国志」万華鏡 英雄達の実像』(未来書房 2008年)

満田剛先生による三国志入門です。もともと私は漢字が好きだったのですが、小学生の高学年の時にシミュレーションゲームの『三国志』に出会います。当時のゲームのパッケージには取扱説明書が必ず付いていたのですが、ゲームの遊び方だけではなくて、簡単な武将列伝が付いていたのです。それは正史『三国志』や『三国志演義』を参照して書かれたものでしたので、そこで紹介されていない武将についても知りたいと思うようになって、吉川英治の『三国志』を読むことに繋がっていきました。

最近のゲームでは、キャラクターがデフォルメされて男性の武将なのに女性化されていますよね。本来のイメージを持つ我々なら、そういう「演出」として理解できるのですが、私の息子などはどうでしょう? スマホのゲームなどは取扱説明書もありません。武将列伝などもありません。ネットの攻略サイトにもそういうものは掲載されていません。

この本も、満田先生がそういうものにびっくりして、本来の『三国志』を知って欲しい、理解を深めて欲しいという思いで書かれたそうです。満田先生は数年前に主要都市で実施された「大三国志展」の学術アドバイザーをされたとのこと。当時、見に行きましたけど、そういうゲームを否定するのではなく、日本における『三国志』の受容のされ方として、紹介もされていましたので、非常に柔軟な方だと思います。

結構最初のイメージって大事な気がするんですよね。後で本来のイメージを確認できたとしても、いつまでの最初のイメージがつきまとうっていうことがあるように思います。モンストの張角とかこれですからね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク




フォローする